RICOH GR 購入1ヶ月使用レビュー ! これからカメラを勉強し始める人の最初の一台にもオススメなGR!

(この記事は2015年6月2日に作成したものです。)

 

RICOH GR 公式サイトURL:http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/gr/

 

RICOH GRを購入しました☆今回は多角的に出来るだけ徹底的にレビュー!
*しかし現時点でGRしかカメラを所持していないため、GR本体の写真はありません。*

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2014年頃から「欲しいなぁ」とは思っていました。
「次に欲しい物のリスト」が一巡したのでとうとうGR購入に踏み切りました。
勿論これがカメラの決定打となるということは今は言えませんが。今まで所有したカメラで勿論一番のカメラです。

 

GRはなんでもお任せな万能カメラではなく、撮りたい時に素早く撮るというスナップカメラの部類で、クセのあるカメラと言われます。
それはズームなしの単焦点レンズ、手ブレ補正なし、暗所でのAFが弱い(遅い)こと、MFの操作がかなり手間がかかること。価格が高いこともその要因でしょうか。ですが、その全てを払拭出来てしまう完成度がこのカメラには宿っています。
前置きは長くなりましたが、自分のように「これからカメラを勉強し始める人の最初のカメラにとてもオススメ」なことも含めてレビューしたいと思います。・・やれやれここまででも長文ですね。GRの素晴らしさを伝えたいがあまりなかば混乱しながら書いているのも否めませんが・・。

まず!大きさと軽さ!α55もプラスチックボディで軽量な部類のデジタル一眼でしたが441g。GRは約半分の245g。コンパクトデジタルカメラのボディなので右手の指部分だけでホールドしながら持てます。女性でも片手で持てますね☆その大きさと軽さでそのまま次のシャッターチャンスが来るまで片手に持っていればいいんです。この前友達の子供にも持たせてしまいましたが、子供でも持てます。(笑)そして軽くカメラをぶつけられました(笑)
レンズはコンパクトデジタルカメラのように電源OFFの状態ではレンズが汚れないように自動でしまわれるようになっているので、デジタル一眼のようにレンズキャップもいちいち外さなくていいです☆使わない時はケースに入れていますが、これはとても重要でした。レンズキャップ外しているうちにシャッターチャンスを逃しますからね(汗)ちなみにこの自動レンズカバーはホコリを防ぐものではありませんので注意が必要です。コンパクトボディだからといってポケットにそのまま入れて持ち運ぶとセンサーにホコリが混入→高額修理という事例もあったみたいなので使わない時はその都度ケースに入れる習慣があった方がいいと思います。自分はカラビナでケースを繋いでケースをズボンにつけ、GRを運んでいます。この大きさと軽さを活かしてパシャパシャとデジタル一眼同等の綺麗な写真を撮ることが出来ます。自分は一ヶ月30日で2000ショット撮りました。(笑)多くの練習やテストショットがこの枚数に含まれていますが、初心者にはこの練習しやすい環境というのがとても大事です。そういった意味でもオススメです☆
この大きさと軽さのメリットは他にもあります。子供などにカメラを向ける時、子供は大きなカメラを向けるときちんとカメラに向かってポーズをしてしまいますが自然にGRを向けている状態では全然カメラを気にすることがなく、子供の素直な表情を撮りやすいです☆この前友達の子供の泣いている顔やお父さんのスマフォに熱中しているところをGRでパシャパシャ撮って楽しんでました。ファインダー覗いて、大きいカメラ向けて、写真撮るのとは全然違います。とても自然な子供たちの姿が撮れたので楽しかったのを覚えています。


次にセンサーサイズ!APS-Cサイズというデジタル一眼の大きいカメラと同じセンサーサイズなので、解像感のある綺麗な写真が撮れます。センサーサイズは画質の最大値に強く影響します。より光を撮影しやすく、夜間の撮影でもコンパクトデジタルカメラにアドバンテージがあります。GRは夜間撮影に特化した別途画像エンジン(カメラ内のCPUのようなもの)での処理はないですが、センサーサイズの大きさを活かしてシャッタースピードを調整して我慢して撮ればそのままな素直な写真が撮れます☆センサーサイズが大きいということは「背景ボケ」も出来やすいです。ボケはとても綺麗な写真表現ですね。ですが反対にボケやすいということは被写体がボケて背景にピントがあってしまうこもしばしば。コンパクトデジタルカメラだと、センサーサイズが小さくボケにくいのでピントが大きく合った写真になるので、この失敗はセンサーサイズが大きいことに由来します。このことはGRの機敏さを活かして撮影枚数を多くして多くトライすれば良いですね。

次に操作性!GRでは右手でカメラをホールドしていますが、その右手でほぼ全てのカメラ設定が出来ます。

 

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電源のON・OFF、撮影モードの切り替え、AFのモード切り替え、シャッタースピードの調整、ISO感度の調整、絞り値の調整、測光モードの切り替え、エフェクト切り替え、フラッシュ量の調整、ホワイトバランス、なんでも出来ますし、自分でカスタマイズ出来ます。この操作性という呼応性こそ、GRというカメラの醍醐味ではないでしょうか。初心者は沢山の写真を撮ってカメラの基礎知識や写真という表現に慣れていく必要があありますから、ここでもGRには大きなアドバンテージがあると感じます。この配置や形状は以前のバージョンのGRから変わっていないということなので、ほんとそのまま正統進化して欲しいですね!ディスプレイでの絞り値、シャッタースピード、ISOの表示も非常に見やすい!

そしてGRの電源がOFFの状態で再生ボタンだけを長押しすると再生機能のみでGRの電源をONに出来ます。これは地味に便利でした。レンズが出てしまうとホコリの侵入をやや気にしてしまうので。

さて、次にGRの弱点とされるところについて・・単焦点レンズということでズーム機能がGRにはないわけですが、GRにはクロップモードという機能があります。GRの基本的な焦点距離は28mm(数値が小さい方が一枚の写真に多くのものが映る画角)ですが、35mmや47mmに擬似的に(本来の画素を切り取って)ズームすることが出来ます。GRのような単焦点スナップカメラは基本的には被写体に合わせて自分が積極的に動いていくカメラですが、この機能を使って、写真に写る構図をそのまま調整したり、擬似的にズームして被写体との距離を合わせたり出来ます。自分はFn2ボタンにこの機能を割り振ってカスタマイズしています。

GRは暗所でのAFは遅いところがありますが、夜の駅前などそこまで暗くないところであれば焦らずに止まって、昼間より一呼吸置くことでAFを合わせることが出来ます。ここらへんはこのカメラとの付き合い方のような部類の話な気もします。

MFの操作がとてもめんどくさいということに関してはMFでじっくり撮る性質のカメラでは前提として無いので、これは割愛しても良い気がします。MFは一応操作して出来ますが、GRはそういうカメラではないです。

手ブレ補正がないことに関しては意識的に多くのショットを撮っていくことで手ブレ補正を軽減出来ます。そして焦らずに一旦止まることでも軽減出来ますね☆

最後に価格が高いことですが、このカメラ、(勿論GRの新型が出るまでは)その価値があると思いますよ☆少なくとも自分にとっては十分にその価値がありましたし、GRは価格の値下がりも安定していてほとんど無いのでもっと早くに手に入れておきたかったカメラです☆

あと、地味に重要なことですがGR、充電中は操作出来ません!なので心配な方は予備充電池を購入しておくのもオススメかもしれません☆

それから!(多いなw)Eye-fi mobiカードとの組み合わせに関して。GRを購入時にEye-fiカード( 新型 mobi)も購入して挿してに使ってみましたが、普通のSDカード使用時と比べて、バッテリーがみるみるうちに減っていくのでEye-fiカードと同時に使うのは予備充電池なしではオススメ出来ません!自分は普通のSDカードとの組み合わせで使っています。

最後に!(まだあるのかw)GRを購入したら公式の手順にしたがってGRの内部ファームウェアをアップデートしてあげてくださいね☆

以上、これからカメラを勉強し始める人の最初の一台にもオススメなRICOH GRのレビューでした☆